2010年 05月 15日
Playoff 2ndR vs CLE@6
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=レブロン、お前にはまだまだ未来がある!! その選択は自らでするものだ by KG=
game6。場所をガーデンに変えての対決です。
王手を先に掛けた我らと、後がないキャブス。
お客さんはワキワキ、それに加え、カンファレンスセミファイナルのカードだと言うのに、
報道陣の多さがハンパ無かったようですね。
まさに、ファイナル並みだったとか。。。
現地では既に、レブロンのこれがキャブス最後の試合になるだろう、との予想のもと、
例の噂で持ちきりですから、報道陣もハンパ無いってワケです。
我らのgame目当てと言うよりか、話題はレブロンのこの先の話。(笑)
さて、どうなったでしょうか。
boxscore
さて、試合内容。
結果は94-85で我らの勝ち。
シリーズを制しました。4-2の成績です。
ハイライトなどはこちらからどうぞ。KEYS TO THE GAME
簡単にまとめると、今回の試合でのターニングポイントとして、
3Q4分くらいのシーンにて、アンディーがまさかのトラベリング。
これでゲームの流れがぐっと変わり、それの後すぐにピアスが3Pを決めました。
この後は、もはやキャブスの自滅だったように思います。
(何度か、我らのミスもあったし、点差を詰められたシーンもギリであったけど)
そして、何よりKGのアタッキング。
彼が果敢に撃って行ったと言う攻め、強いKGを久々に観れて嬉しかったです。( ´Д⊂
そして、ここぞと言う場面でのアシストするRay。
裏手の仕事もこなしました。
前半、我らにはお決まりのファールトラブルがありました。
それのおかげ?で、ベテランが少し休める時間があった。(ピアスとか)
後半、エンジン全開に出来た、良い要因でもあったと思われます。
そのファールトラブルを見事救ってくれたのは、ラシードとTAでした。
ラシードは得点だけで判断されがちだけど(後、今回はテクニカルも久々にあったw)
彼のやっぱ守りは、ベテラン仕事。
ここへ来てホントに頼もしかった。loose ballをとりにいく姿、
rebを変な体勢でとり、パスを投げるプレイ、
ターザンのように叫びながら決めるダンク(外しましたけどねw)
アンディー押さえ。どれも必要でした。
そして、今回要の3P。(アシストはピアスって言う絶妙なプレイもあったのよw)
ありがとう、ラシード父ちゃん。
彼は、4Q最後まで今回出ていました。
TAはアグレッシブさに加え、レブロンをしつこくdef、
要らん事やFTをど派手に外すなど、ダメバージョンも見られましたけども、
要のダンク、(流れがぐっとこっちへ来た)そしてスティール。
元々、チームがTO満載な我らですが、
今回はこのスティールの多さで結果オーライだったと言う事で。
そして、デイビス。
今回、自己嫌悪から自己への闘魂注入しとりました。(笑)
だけども、観察して見ていると、彼はクイックネスはあっても、
絶対的に、ワンテンポ遅い。何もかもが。自分で分かっているんですね。
今回もゴール下でアンディーとloose ball争いになった際、
相手になめられてます。これはデイビスが悪い。
冷静になってみてみると、デイビスのボールキープがとても悪いのです。
あれは、横から取られようとする行為、仕掛けられても仕方無い。
もっとボールキープ、ハンドリングを身に着けなければ。
(ボールをキープする際、上にあげても彼は高さ無いし意味なし。手で持つんでは無く抱えこまねばならん)
もちろん、エエとこだってあるんですよ。デイビス。
彼のハッスルプレイは、チームを支えます。
(途中、今回ベンチでKG兄さんからのお説教もアリ)
パーク。
ホント、シャックを地味に守っていました。体当たりでね。
テクニカルを課せられてしまいましたが、チームの為に頑張ってシャックを止めてくれてた。
せっかくもらったFTを外すなど、ダメバージョンも、もちろんありますけど、
縁の下の力持ち、パークは頼りになるぞ!
全体的にベテランの出てる時間が多かったですが、
(KG,Rayは35分以上、ロンドは40分以上)
その分、ちゃんと役割をこなしてくれていたんでは無いかと思います。
今回の試合、前半はまだキャブスの気迫も感じられました。
しかし、終盤になればなるほど衰えが見え、
4Q残り3分くらいの場面で4点差まで詰められましたが、(78-74)
その後、決定的なミスを犯してしまい、(レブロン自身9TO)
チーム全体が勝つんだ!と言う意識が、
終盤見られなかったキャブス。。。の結果、シーズンが終わってしまいました。
何もかも、最後はレブロンに任せれば良い、みたいな空気があったんでは無いでしょうか。
そのレブロン、彼の中ではgame5の酷い負けから、
自身の中で何かが変わったような気がします。
フォーカスが合って居なかった。彼らしくなかったです。
(と言葉で言うのは簡単だけど苦悩があったと思う)
彼の肘の問題が挙げられていますけど、シリーズを通して見て、
もちろん100%では無い。
しかし、力は発揮出来るだけのコンディションだったと思います。
それを何もかも撃てなかった、決められなかったのを、
レブロンの肘のせいにするのはどうなのでしょうか。
本人のみぞ知る真実でしょうが、(本人からの肘の悪さの弁は出ていず)
そんなに悪くなかったはず。
ここからは、BOS目線で書かせてもらいます。ご了承ください。(笑)
レブロンの元気が無かった、(これは事実)チーム全体に覇気が無かったと言う事は、
試合を観れば明白ですが、それはメンタル面だけで無く、
我らのウザイdefが利いていたからこそ、
撃てなかった、決まらなかった、のだと私は思います。
彼のお得意なスピードを着けて(1歩下がって加速)ペイント内へ切り込み、
激しく飛び込むプレイ。
これをさせないよう、我らは抑止していた、と思います。
何度もこう言うシーンが続けば、本人も決めに行くのをメゲてしまう。
(TA辺りが、レブロンの加速を止めようとウザdefしてます)
そして、容易にペイント内へ入れさせないdefがあった。
簡単にlayupを決められないようにした→ジャンプシュート
と言う選択肢に搾らせた。と言った作戦も利いていたと思われます。
沢山ワザがある選手に着く時、的を絞らなければ全てを止められるワケでは無い。
スターの調子が悪いと、周りも伝染して来ると言う悪循環。
これは、我らの作戦勝ちです。
そして、何度もこう言うシーンが続くと、幾らスターでも心労が募るでしょう。
そんな時、チームメイトはどうだったか。。。
全て彼中心で考えていたのでは無いでしょうか。
フォローへも行かないし、チームプレイが観られなかった。。。
もちろん、チーム内にもレブロンの今後の話において、
集中力が欠けてしまう・・・とも思われますけど、こう言う時こそ、
メンバーで支え合わなければ。
1つの目標へ進むべく、チームバスケをしなければいけなかったんでは無いかな、と、
思いました。
我らの出来がとっても良かった!と言うワケでは、もちろん無かったgame6。
ミスも正直多かったです。
だけど、その我らのミスを単発で攻めていっていたのでは、
チャンスを決められる確率も低くなってしまいます。
(ほぼ、レブロンとMO、APなどのシュートや、シャックのダンクなど)
逆に、我らはその相手のミスを突いてチャンスを決めた。
ここも大きな違いです。
ロンドの居ない時間帯に点数が決まらずロンド頼みなんだなねぇ~と、言われてましたけど、
(「ほぼ」事実っすけどw)
もちろん、ロンドが下がった時間帯に今回も点数詰められています。
ベテランのPGの代えも何も居ないギリギリの我らですが、
ロンドが休んでいる間は、game makeはベテランがします。
(今回はKG,ピアスそしてフロアにベテランフィンリー、ラシードを置く、など)
ロンドが怪我などで長期欠場・・・と言う事が無い限り、
チーム内で誰かが誰かの穴埋めをし、チームバスケをしようとする我ら。
ここまでに来るまで、相当時間、掛かりましたよ、正直。(笑)
RSは中々皆のベクトルが定まらず、同じ想いの下、試合を勝って行く事が難しかった。
だけど、全てのメンバーが出られる状態(怪我などが一応無いとの上で)での、
POへ向かっての挑戦が出来た、と言う意味では昨シーズンよりも大きな成長。
それに併せて、もちろんロンドがフロア全体を見渡せる事が出来るようになった、と言うのも、
めっちゃ大きな事実。
ロンドは素晴らしいです。(何度も書いてるなー、ここんとこw)
だけど、彼がこの成長を遂げる脇にはいつもメンバーやチームの支えがあったし、
彼自身も、メンバーの事を常にフロアから見て考えている、
そう言う想いの下ケミストリーが構築されています。
時には、話が理屈っぽく長いRay兄さんの説教、
気合で何言ってるのか分からない時が多いKG兄さんの闘魂、
終始冷静に見え根拠が無い様である自信たっぷりのピアス兄さんの強気っぷり、
だけど、ロンドにとってどれも大切な成長源でした。
このBIG3の説教とも思える事が、自分にとっての糧になったんだ、
と彼自身が認められた時、ロンドが変わったのでは無いかな、と思っています。
Rayが意見してくれていたのは、チームの為と自分の成長の為、
KGの闘魂は今シーズンはフロアでも体感でき、勝つイメージをくれた、
ピアスの自信は、根拠の無いモノではなかったんだ、
チームメイトを信じているからなんだ、って、分かったと言う事。。。
何とも、チーム絶賛系の記事で申し訳無いですが、
これは私が観て感じた見解です。(笑)
今回の試合(シリーズ)に関しては、もう結果論ですが、
キャブスのチームケミストリーの構築にも、問題があったと思います。
全てレブロン任せ、もちろん彼が活躍してナンボのチームなんでしょうが、
バスケはチームでやるもの。。。
個人が強い選手を持ち寄って来たって、信頼関係を築け無ければ、
チームバスケが出来なければ意味も無く・・・。
チームメイトを信じてパスが出せず、結局は1人攻め若しくは機能したとしても、
2人ないし3人でやっているような形で、フォーカスがちぐはぐだったキャブス。
全て負けと失敗を彼に(レブロン)背負わすのは、少し酷だな。。。と今更ながら感じました。
チーム皆が仲良しと言うのと、チームケミストリーが良いと言うのは別問題、だと、
私は思います。
チームケーミストリーは仲良しクラブでは無い。
メンバーを信用し信頼を築きながら、チームでバスケをする、と言う事。
それを彼は「仲良し」と勘違いしたのでは無いかな?と感じました。
ケミストリーとはベンチで皆とダンスをする事?記念写真を撮るようなパフォーマンス?
もはや、レブロンくらいのスーパースターだと、周りが誰も言ってあげられないのかな?と、
少し気の毒にも思えた。
もちろんチームメイトは誰も彼に何も言えるような関係では無かったでしょうし。
もう、青年の頃から一流で走り続けて来たレブロン。
誰かが彼にその術を教えてあげられなかったのかな?とさえ思いました。
今回シャックが加わった事で、少しは彼も変わるかしら?とも思ったけど、
そうでも無かったようだし。
(私と全く同じような事を思ってらっしゃる、ライターの方が居たw)
もちろんHCは溺愛系。
これではレブロンのホントの強さは生まれないかも知れないな、と思いました。
逆に言えば、良い面も引き出せないと言うか・・・。
あのMJだって、苦悩の末リングを獲ったのです。
今回の敗退で、彼の中で何かが変われば、確実にプレイ以外でステップアップするはず。
最後のフロアインタビューでKGが
「俺もリングを獲るのに長い時間が掛かった、お前には未来がある!」
など、レブロンに言っていました。(ソコだけ聞き取れたw)
私は、巷を賑わわせてるFAの話、このままキャブスに残って、スーパースターとして、
キャブスを引っ張っていって欲しいな、キャブスでリングを獲って欲しいなと願っています。
(ファンでも何でも無いです、妄想すんません。決めるのは彼自身です。はいすんません)
その為に、個々のワザの多い強い人ばかりを寄せ集めすれば勝てる!と、
思っているフロントが居るとすれば、それは違う。
レブロン自身の意識が変わってくれれば、必ず先は明るいんでは無いでしょうか。
今回はレブロン、試合後の会見にもキチンと出席し、意見を述べていました。
疲労も見とれましたが、少し心が強くなったように感じたレブロンがソコには居ました。
彼はきっと、故郷のファンの皆に申し訳ない・・・と言う感が否めなかったのでは無いかな。
ありがとうキャブス。そしてレブロン。
私達は、次へ進みます。あなた達の想いを詰めて1歩先へ。
次の試合は、現地5/16 EST15:30 Amwayで。マジックとです。
昨シーズンのリベンジですね。(笑)
いよいよカンファレンスファイナルです。
試合後の会見でピアスは、シリーズを獲った悦びは顔から覗えず、
もう彼はキャプテンとして、次へスイッチ入っていましたね。
ここまで来たら、行く先は1つ、目指すモノは1つ、です。
強い男だわ、ピアス。(ノ∀`♥)
まあ、ここに来るまでこの人も苦悩と、色んな局面を乗り越えた人です。
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by berry-34
| 2010-05-15 04:36
| Celtics